スタイル別の外構工事
静岡エリアでは、外構工事(ガーデン·アプローチ·門扉·フェンスなど)のスタイルに応じて、料金や見積り内容、実績が大きく異なります。ここでは、オープン外構·セミクローズド外構·クローズド外構の三つのスタイルについて、静岡での実例を踏まえ、おおよその料金目安と見積り時にチェックしたいポイントを整理します。
オープン外構
オープン外構とは、塀やフェンスを少なくし、門扉も簡素なものを使って通風や見通しを重視するスタイルです。「安い外構工事」を希望される場合、オープン外構は料金を抑えやすいタイプです。例えば、車庫のコンクリート打設+簡易フェンス+門柱で50万円前後という見積りが多くなります。ただし、外観デザイン·素材(木材·アルミ·スチール)·仕上げの美しさによって差が出ます。耐久性·メンテナンス(防錆·腐食対策)が甘いと、将来的な修繕コストがかさむことがあります。
セミクローズド外構
セミクローズド外構は、部分的に壁やフェンスを設けてプライバシーや目隠しを確保しつつ、開放感も残すスタイルです。風の強い地域では風除けとして壁を一部入れる実績が多数あります。このスタイルの見積りでは、「目隠しフェンス」「格子」「スクリーンウォール」などの材料工賃が入るため、オープン外構より10~30%程度料金が上がることが多いです。例として、予算70~120万円といった案件があります。見積書に「基礎工事」「土間打ち」「フェンス設置」「門扉」の個別項目があるかをチェックすることが重要です。
クローズド外構
クローズド外構は、全面的に囲いを設けて門や塀·フェンスをしっかりと設置し、プライバシーと防犯·遮音性も重視されるスタイルです。静岡のような住宅密集地や幹線道路沿いなどでは、このスタイルの実績も増えています。材料費(ブロック·コンクリート·タイル)、フェンス·門扉·屋根(カーポート等)の設置が伴うため、その分料金が高くなる傾向があります。標準的なクローズド外構では、150万円~300万円以上という見積りが出ることもあります。見積りを依頼する際には、施工業者が過去の写真·施工例·維持管理のアフターサービス(定期点検、保証)があるかを確認すると良いでしょう。